こんにちは!ガジェラバ(@gadgetlover_exe)です。
今回も、Mi 9T Proに引き続いて、日本最速でMi 10 Proをレビューしていきます。
XiaomiのMiシリーズでは初となる高級路線のスマホ。
今までとは違い、ディスプレイやカメラ、更にはオーディオまでこだわって作られています。
Xiaomiの本気、見せてやれ。
今回は特別長くなりそうなので、2部に分けることにしました!
続編はこちらから。
こんにちは!ガジェラバ(@gadgetlover_exe)です。【Mi 10 Pro実機レビュー】シリーズ第2部!今回はカメラ・SoCの性能を徹底検証していきます。更に!Xiaomiが純正のアクセサリにも本気を出している様子。ど[…]
では。Let’s Go!
Mi 10 Proの特徴をまとめると…
●LPDDR5メモリ
●UFS3.0ストレージ
●Xiaomi初の5Gフラグシップスマホ
●1億800万画素のカメラ
●90Hzでヌルヌルな6.67インチのパンチホールAMOLEDディスプレイ
●55Wの超高速充電
●30Wワイヤレス充電に対応。
●ワイヤレス充電器にもなる。
Mi 10 Proの付属品
一見、付属品が少ないようにも見えますが、必要最小限のものは全て揃っています。
順に、65W充電対応ケーブル・65W充電器・説明書・透明ケース・Type-C toイヤホンジャックケーブル・SIMピンが付属。
Mi 10 Pro自体は最大50Wでの充電に対応しているのですが、その10W大きい65W充電器・対応のケーブルを付属してくれたのはとても嬉しいポイントです。
Mi 10 Proのスペック
SIMトレイと対応バンドをチェック…
どうしちゃったの。SIMスロットがシングル?!

私のMi 10 ProにはSIMスロットが2つ。。。実はこれ、中国版のMi 10 Proなのですが、グローバル版のMi 10 ProはなんとSIMスロットがシングル。
Xiaomiはどうしたのでしょうか。意味がわかりません。
他社のフラグシップスマホではどれもデュアルSIMに対応しているのにも関わらず、わざわざシングルSIMにしているわけですから、なにか理由があるのかもしれませんね。
なお、eSIMが搭載されていません。本当にSIMカード1枚のみでの運用しかできません。
中国版+Xiaomi.eu ROMの組みあわせだとデュアルSIM運用が可能に。
私のように中国版にXiaomi.eu ROMを焼いたらデュアルSIM運用できるんちゃう?と思った方。
お見事。目が鋭いようで。
特になんの障害もなく通話・通信ともに問題ありませんでした。(SoftBank回線と楽天モバイル本回線で検証)
シングルSIMにした理由がますます謎になってきました。
5G対応。4Gバンド19非対応で、対応バンドには少し難ありか。
4G対応バンドはauを除けば、ほとんどのキャリアで利用は可能ですが、完全に利用できるのはソフトバンク・楽天モバイルのみとなっています。
なお楽天モバイルは、自社回線で補えない地域にはauが代わってローミングしているため、結構使いにくいかもしれません。
また、B19に非対応のため、郊外・田舎にお住まいの方で、ドコモ回線で運用されている方には厳しいものです。
また、他の機能に印象が持っていかれがちですが5G通信に対応しています!
5G対応バンドは一気に広くなり、ドコモを除けばすべてのキャリアにてスムーズに運用ができます。
なお、Mi 10 Proはミリ波通信には対応していません。
SoCにはsnapdragon 865を搭載。メモリもストレージも豪華だけど…
Mi 10 ProにはQualcomm製のハイエンドSoC、「Snapdragon 865」が搭載されています。普段使いはもちろん、負荷の高い3Dゲームも「ヌルサク」で、性能面では言うことなしのSoCです。
更に、LPDDR5規格の高速なメモリ、UFS3.0規格のストレージという最強の組み合わせ。
しかし、グローバル版はメモリが8GB、ストレージが256GBのみの取り扱いとなっています。
全くもって理由がわかりませんが、メモリ容量は実用的で、困ることはほぼないでしょうし、話題のクラウドストレージを使って保存しておけばあまり難はなさそうです。
大型の冷却板を搭載!
Mi 10 Proにはこのような大型の冷却版を搭載しています。
一見、「冷却性能が向上して性能上げてるんだ!すごい!」と思ったかもしれません。
正直私もそう思っていましたが、どうやら訳があって大型になっているかもしれないのです。
後ほど、「Mi 10 Proで色々検証してみた」にて詳しく説明します。
Antutuスコアは実測60万点超え。やっぱり最強だった。
Antutu v8.3.6で測定した結果がこちら。
総合:601260
CPU: 183763
GPU: 219736
MEM:105998
UX:91763
私が購入したのはメモリ8GBのものですが、それでも60万点超え。画面を見ていてもカクつくことはほぼなく、「ヌルヌルのサックサク」。
まさに最強スペックです。
比較用として、Snapdragon855を搭載したMi 9T Pro(右)と比較しましたが、天と地ほど差ができていました。
一年でこんなにも成長してしまうのですね。。。
がしかし、Mi 10 Proの温度ををよく見ると、、、っとここも後ほど取り上げていきます。
まさに「夢の超特急」。めちゃめちゃ早いWi-Fi6
Mi 10 Proは次世代高速通信規格「Wi-Fi6」に対応しています。
自宅にWi-Fi6対応のルーターを備えているので検証してみました。
右がWi-Fi5スマホ(OPPO Reno A)での通信速度、左がWi-Fi6(Mi 10 Pro)での通信速度になります。
両者ともに、ダウンロード速度は変わりなかったのですが、アップロード速度ではMi 10 Proが200Mbps、OPPO Reno Aが76Mbpsと大きく差が開いています。
実際に使用してみると、アプリのダウンロードなどでもMi 10 Proの方がスムーズに感じました。
Wi-Fi6の力、恐るべし。
Mi 10 Proのデザイン
「表情が変わる」美しいデザイン
Mi 10 Proは、今までのXiaomi Miシリーズとはひと味違い、iPhone 11 Proシリーズの背面に似た磨りガラスのような加工が施されています。
更に、見る角度によってピンクゴールドに反射する背面には筆者も思わずニヤつきます。「マジでカッケエ。」
- ソルスティスグレイ
- アルパインホワイト
今回筆者はアルパインホワイトを選びましたが、シックで高級感のあるソルスティスグレイカラーもあります。
どちらも美しいことに変わりはありません。
- 右
- 左
側面右側に電源ボタンとボリュームボタンが配置されていますが、側面左側には特に何もありません。
見て分かる通りめちゃめちゃ細い仕上がりになっています。光沢があってとても美しいです。
カメラの出っぱりは、センサーサイズが大きこともあってか大きめサイズになっていました。結構気になります。
- 右
- 左
付属のケースを装着してみました。
カメラ全体、ディスプレイ全体を完全に覆ってくれるので相当安心感があります。
「DESIGNED BY XIAOMI」の刻印がいい味を出していて結構シャレオツ。
- 上
- 下
側面上にはマイクと赤外線リモコンセンサー、通話スピーカーにスピーカーが、側面下にはスピーカーにマイク、Type-CポートにSIMトレイが配置されています。
皆さん。今絶対気になりましたね。
「上下にスピーカーあんじゃん。」
そう。Mi 10 Proには今までに見たことのないスタイルのデュアルスピーカーが搭載されています。
通常だと、通話スピーカーを2個めのスピーカーにするはずですが、Mi 10 Proでは音の大きさのバランスを一定にするために上下に同じスピーカーを配置したそう。
後ほど検証しますが、音質は他のどのスマホのスピーカーよりも優れています。
付属のケースをつけるとこんな感じ。
ケースと本体の寸法がピッタリ合っているのが気持ちいいです。
Mi 10 Proのディスプレイ
6.67インチのAMOLEDドットディスプレイの魅力
Mi 10 Proには6.67インチのAMOLED(有機EL)ドット(パンチホール)ディスプレイが搭載されています。
特注すべきポイントをまとめると…
・画面占有率は92.4%と高い
・アスペクト比は19.5:9
・HDR10+対応/TUV Rheinland認証済み
・90Hzのリフレッシュレート
・最大照度は800 nit
・コントラスト比が驚異の5000000:1
・NetflixでHD画質再生・HDR表示が可能!
設定で細かい色調節も可能
- 色域の調整
- RGB調整
- コントラストなどの微調整
このように、色域の調整やRGBの調整、さらに細かい微調整も行うことができます。
写真や映像に精通する方がよく使われるプロモニターレベルの表示・調整が可能だということに驚き。
また、ディスプレイが湾曲している点も見放せません。
画面が湾曲していると使いにくいイメージがあったのですが、スワイプしやすい絶妙な角度で曲がっていることもあり、特に使いにくいという印象はありませんでした。
もう一つ。映像から伝わるかわかりませんが、湾曲部分の表示はメチャメチャ美しいです。これは周囲にドヤれます。
ディスプレイリフレッシュレートは90Hz。これはハマる。
そして、なんと言っても90Hzのリフレッシュレートに対応している点。SoCが高性能ということもありヌルっヌル動きます。これはメチャメチャ最高。
がしかし、PUPG MobileやCall of Dutyなどのゲームでは、90Hz表示に対応していません。
ゲームなどで90Hzリフレッシュレートの恩恵を受けられないのは非常に残念なところ。
また、手の動きを検知するサンプリングレートは180Hzとなっています。
こちらはPUPG MobileやCall of Dutyなどを操作する際により高いタッチレスポンスが期待できます。
直射日光下でも圧倒的に見やすいMi 10 Pro。
- OPPO Reno A
- Mi 10 Pro
- HTC U11
右からOPPO Reno A(有機EL)、Mi 10 Pro(有機EL)、HTC U11(LCD)を比較してみました。どのスマホも自動照度設定にしています。
写真から見てもわかるように、LCDにも同じ有機ELパネルにも圧倒的な差をつけてMi 10 Proの完全勝利。
ここまで直射日光下でも見やすいスマホは人生で初めてかもしれないです。すごい。
Mi 10 Proのスピーカー・オーディオ性能
Bluetoothスピーカーいらずの大迫力サウンド。
シングルスピーカーのOPPO Reno A、デュアルスピーカーで高音質と言われているiPhone 8 Plusを超す音を出すMi 10 Pro。
重低音も比較的しっかりと出ており、音量を最大まで上げても音割れしない点は思わず唸ってしまいました。スマホの内蔵スピーカーの音質を評価する「DXOMARK AUDIO」でも、世界No.1の評価を得ています。
Mi 10よりもより強力なスピーカーを本体の上下に搭載したことで、安定したバランスで音を表現していました。
イヤホンなしでも映像・音楽コンテンツが楽しめるのは非常にポイントが高いのではないでしょうか。
やっと。エフェクトも充実。
今までのXiaomiのフラグシップモデルには、他社のフラグシップスマホにはほとんどあった、Dolby Atmosなどのオーディオエフェクト機能がありませんでした。
唯一の欠点だと思っていましたが、Mi 9、Mi 9T ProまでのMiシリーズはコスパ重視のため、オーディオエフェクトに費用が開けられなかったのだと思います。
シリーズの高級路線化に伴って、オーディオに労力を割いたMi 10 Proでは、自社でオーディオエフェクトを作成していました。
「スマート」「音楽」「映画」「声」の4つから選択することができます。
また、このエフェクトは、イヤホン装着時のみならず、内蔵スピーカーにも適用されます!
音響の巨匠、Dolby社の手を借りず、自社開発でここまでの仕上がりには筆者も驚きです。すごい。
Mi 10 Proのバッテリーと充電関連
バッテリーは通常利用で大体9から9.5時間は持続。
まずはバッテリの持続時間から。
Mi 10 Proは4500mAhのバッテリーを備えています。Mi 10は4750mAhのバッテリーを搭載していますが、内部の配置上、すこし少なくなっています。
TechNickの検証の結果や、私個人の使用感からも、他社のフラグシップスマホの中でも、通常利用でのバッテリーの持ちは優秀です。
しかし、長時間のゲームプレイや、動画の撮影、ベンチマーク測定などは負荷が高いのか、バッテリーの減りが早くなっていました。
バッテリーセーバーなどを活用すれば、もう少し長持ちするかと思います。
充電はかなり早い。
お次は充電から。
最大50Wの充電が可能なMi 10 Pro。公式サイトでは約45分で満充電が可能ということですが、検証の結果、49分となりました。
個人的に使用していますが、驚くほど本当に早いです。
夜に充電し忘れても、朝の30分で半分以上充電ができるのは非常に助かります。
OPPO系のスマホでは65Wの充電が可能ということもあり、おおよそ10分ほど差をつけられていました。OPPO早すぎ。
いかがでしたでしょうか。
今回の記事は特別長くなってしまうため、1部、2部に分けて紹介してまいります。
続編ではカメラ・ビデオ性能の紹介や、よりMi 10 Proを深堀りした内容を提供予定です!
こんにちは!ガジェラバ(@gadgetlover_exe)です。【Mi 10 Pro実機レビュー】シリーズ第2部!今回はカメラ・SoCの性能を徹底検証していきます。更に!Xiaomiが純正のアクセサリにも本気を出している様子。ど[…]
Mi 10 Proの購入先
Aliexplessで【Mi 10 Pro・8+256GBモデル・グローバル版】を購入する