【Mi 10 Proレビュー】後編!1億800万画素カメラの「実力」・各種検証してみた!

こんにちは!ガジェラバ(@gadgetlover_exe)です。
【Mi 10 Pro実機レビュー】シリーズ第2部!
今回はカメラ・SoCの性能を徹底検証していきます。
更に!Xiaomiが純正のアクセサリにも本気を出している様子。どうした?Xiaomi。

では。Let’s Go!

前回の記事

こんにちは!ガジェラバ(@gadgetlover_exe)です。今回も、Mi 9T Proに引き続いて、日本最速でMi 10 Proをレビューしていきます。XiaomiのMiシリーズでは初となる高級路線のスマホ。今までとは違い、[…]

Mi 10 Proのカメラ性能をチェック

Mi 10 Proのカメラ

 

Mi 10 Proには上から800万画素10倍ハイブリッドズームカメラ、1200万画素のポートレートカメラ、1億800万画素のメインカメラ、2000万画素の超広角カメラが搭載されています。
なんと言っても、今回の目玉である1億800万画素のカメラにはSamsungXiaomi共同開発したイメージセンサー、「ISOCELL Bright HMX」が搭載。これには目が離せません。

MIUI12のカメラUIが優秀

Mi 10 ProのカメラアプリUi

MIUI12で新たに変わるカメラUIを一足早く試すことができました。機能に変更はありませんが、従来に比べてよりシンプルなデザインになった気がします。

Mi 10 ProのカメラアプリUIの詳細

操作部もシンプルで、下のバーに表示している撮影モード(ポートレートや夜景モード、ビデオなど)の表示を追加したり、順番を変えたり、非表示にしたりなど、カスタマイズできるようになっていました。
更に、シャッター音の変更や、操作方法の変更等も可能になっていました。非常に便利です。

Mi 10 Proで撮影してみた

まずは普通に撮ってみる

Mi 10 Proで撮影した写真
ハイブリッド5X ZOOM , AI ON

5倍ズームを使って雲ひとつない満点の青空、それに映える白い家たちを撮影しました。白飛び等もなく、色のバランスも均一で非常にキレイですよね。
Xiaomiのカメラはどちらかというと鮮やかにしたがる傾向がありますが、個人的には好みの色です。

Mi 10 Proで撮影した写真
光学2X ZOOM , AI ON

こちらは廃業となった町工場。赤茶色のサビまでしっかり表現できています。

ポートレートモードは面白いところも。

Mi 10 Proのポートレートモード・movie frameで撮影した写真
ポートレートモード・Movie Frame機能ON , AI ON

我が家のアイドルを撮影してみましたが…..なんだか妙にオシャレな仕上がりですよね。
そう。これはMovie Frameと呼ばれる新しい機能で、Mi 10 Proのディスプレイを大いに生かし、まるで映画のワンシーンのように撮影できる機能です。
Xperia 1から搭載されているCinema ProのXiaomi版と思うと想像しやすいかと思います。
なお、この機能はポートレートモードと動画撮影モード時のみ有効にできます。

Mi 10 Proのポートレートモード・ムービーフレームを有効にした状態で撮影した写真
ポートレートモード・Movie Frame ON , AI ON

マクロ撮影は優秀

 

Mi 10 Proで撮影した写真
マクロモード・1倍・AI ON

マクロモードで花で蜜を吸うミツバチを撮影しました。低価格帯のスマホに搭載されているマクロカメラはイメージセンサの解像度や、性能上の限界からかあまりきれいに撮影できないのがオチですが、Mi 10 Proはフラグシップ。繊細なミツバチの体毛や、花粉までめっちゃめちゃキレイに撮影できました。

なお、マクロモードではここから2倍まで拡大することができます。超繊細なところまで撮影したいという方にはうってつけの機能です。

超広角から50倍まで!ズーム性能はいかに。

Mi 8からのXiaomiファンの私が触ってきたXiaomiスマホの中でも最高峰の超広角写真、ズーム写真が撮影できています。
超広角レンズには2000万画素のイメージセンサを使用していますから、モヤモヤとしない解像度の高い画像が撮影できています。
そしてなんといっても光学2倍ズームとハイブリッド5倍ズームの美しさです。ピクセルの粗さは全く目立ちませんし、手ブレで撮影しにくいということもありませんでした。

それとは対照的に10倍から先は撮影も仕上がりも厳しいものがあるかもしれません。
個人的には10倍の写真もきれいな方だと思いますが、やはりピクセルに潰れや荒れが見られることもありました。
50倍に関しては三脚なしではブレッブレ。手ブレが効きませんからものすごく撮影するのが難しいですし、見ていただいて分かる通り、ピクセルの荒れも酷い状態です。
遠くにあるものを撮影するには多少妥協できるところもありますが、あまり使い物にはなりません。

夜景はやはり苦手。でも夜景モードでほぼキレイに撮影できます。

Mi 10 Proの醍醐味の一つと言える1億800万画素のイメージセンサ、ISOCELL Bright HMX(1億800万画素のイメージセンサー)重大な欠点として、夜景撮影が苦手という点があります。
Xiaomiは数々のイメージセンサーの特徴を理解して、その都度最適なチューニングを行っていますが、今回のISOCELL Bright HMXには手を焼いているようです。
通常撮影・夜景撮影の順に、実際に撮影してみました。

1倍ではAIの認識ミスにより、異常なほど空が青く表現されています。また、看板の照明などの白飛びが多く、お世辞でもキレイとは言えがたい結果に。

一方で夜景モードにすると状況が変わります。写真全体の白飛びが抑えられており、非常に好印象。
しかし、夜景モード特有の色の鮮やかさが個人的には気になります。

2倍ではAIの認識ミスはないものの白飛びは相変わらず多い様子でした。
一方で、夜景モードでの撮影は1倍同様、白飛びが抑えられている様子でした。

超広角/AI ON

超広角モードでは光量不足が感じられます。白飛びもありますし、夜景撮影にはあまり向いていない様子です。
また、最初の方で記載したとおり、超広角モードでは夜景モードが対応していないのがネックなポイントです。

夜間のズーム撮影性能

驚きました。50倍ズームをしても「五反田」の文字がはっきりと見えます。
しかしながら、通常撮影のままですと白飛びが目立ちます。夜間の撮影は改善点が多いです。

ちなみに、夜景モードでは最大10倍までズームすることが可能です。

Shot on Mi 10 Proギャラリー

恐るべしMi 10 Proの動画撮影能力の高さ!

Mi 10 Proのカメラアプリのビデオ撮影時のUI

Mi 10 Proの撮影性能。。。正直「所詮はXiaomi。フラグシップも手ブレひどいし大したことないっしょ。」と思っていました。

Xiaomiさん、誠に申し訳ありませんでした。

このMi 10 Pro、忖度なしで本当に動画撮影が趣味になるくらい、プロレベルの撮影がメッチャかんたんに楽しめます!

まずは普通に撮影(1080P@60FPS)

まずは通常レンズで撮影してみました。最大6倍までズームが可能です。
色合いが安定しているのが良いですが、手ブレ補正はあまり効いていないようです。

まるで映画!ムービーフレーム有効にして撮影(4K@60FPS)

ズームすれば勝手にピントが合って自然なボケ感が表現できる、、、まるで一眼レフカメラのような撮影性能です。
手ブレこそ気になるもの、動画撮影が楽しくなっちゃいます!

超広角カメラで撮影(4K@60FPS)

超広角カメラ撮影では最大2倍までしかズームできないのがネックですが、風景を撮影するにはぴったりな機能です。

醍醐味?8Kで撮影してみた(8K@30FPS)

ズームしても物体がくっきり写っているのが特徴、、、ただそれだけ。
ストレージ容量を多く消費しますし、最大30FPSまでしか出ないのがネックなポイントです。
そもそも、8Kディスプレイを搭載したスマホではありませんし、8Kディスプレイをお持ちの方などいないと思います。
個人的には4K画質で十分。

流行りに乗れる!!VLOGが超簡単に撮影できるぜ!

撮影したいところでシャッターボタンを押すだけ!
この動作を繰り返すだけで「超本格的なVLOG」が撮影できちゃいます。

新機能!背景ぼかしモードで撮影してみた(720P@30FPS)

動いている物体を追跡しながらの撮影の為、あまりきれいにボケていない印象ですが、ピントが合うと美しい仕上がりに!
720Pというのがネックですが、美しい撮影が可能ですね。

なお、ムービーフレームを有効にして撮影することで、より美しく、プロらしい仕上がりになります。

Mi 10 Proでゲームしてみた

リフレッシュレート90Hzは活かせないけど…最高に「ヌルサク」なゲーム体験!

はっきり言って『とある問題を除けば』最高です。
もちろん最新のハイスペックSoCを搭載しているから当たり前と言ったら当たり前かもしれませんが、圧倒的なパフォーマンス力を備えていました。
気になる『とある問題』とは….

やっぱり発熱がすごい。

そう。発熱問題です!
残念なことにその原因はあの『ヌルサク』を実現した高性能SoC、『Snapdragon 865』にあるようです。
実際「ゲームプレイ前」と「ゲームプレイ後」でどれくらい温度に差があるか、Call of Dutyをプレイしてチェックしていきます。
なお、検証環境は室温20℃の除湿された環境で検証しています。(筆者はガンガン冷房かける派。)

ゲーム開始からわずか30分で37℃→58℃と21度も温度が向上しなんと60度近くまで発熱しています。
Mi 10 Proには巨大な冷却板が搭載されているわけですが、それでもホッカイロ並みのこの発熱。SoCを作っているQualcommは何を考えているのでしょうか。

Mi 10 Pro純正アクセサリで美しさ100倍!

Mi 10 Proの純正アクセサリ

筆者は「純正ケースなら全て手に入れたくなる病」を発症し、Aliexpressですべて入手しました。
順に紹介します。

こちらはプラスチックでできたケース。Xiaomiのロゴがポイントになって非常に美しいのが特徴です。
原宿系のデザインみたいな印象です。

カメラ部分には「AI 8K QUAD CAMERA・SYMMETRIC STEREO SOUND」の文字が映えた加工がほどこされています。
エッジ部分から通話スピーカーの部分までピッタリかたどられていて気持ちがいいです。

ただし、色によっては指紋が目立ちます。(特に黒)

デザインヨシ、保護性能ヨシで100点のケースです!

こちらはPUレーザー製のフリップケースです。先程と同様、寸法もぴったりです。
さらっとした触り心地で、どちらかというと落ち着いたシックなデザインです。

フタをしめると、常時表示モード(ALWAYS ON DISPLAY・AOD)を利用した時計表示も可能です。
ケース自体で表示していないので故障の心配はありませんが、焼付きなどの懸念は残ります。
わたしは少し気にする方ですので、必要に応じてAODモードをOFFにするなどするといいかもしれません。

デザインに関しては100点ですが、使いやすさの観点から総評は95点!
買ったら満足するケースに間違いないでしょう!

Mi 10 Proは買い?総評をチェック。

本体デザインの美しさ 5.0
SoC性能 5.0
冷却性能 3.0
4キャリアバンド対応状況 3.5
ディスプレイ 4.5
スピーカー・オーディオ性能 5.0
バッテリーの持続時間 4.5
充電速度 5.0
カメラ性能 4.5
純正アクセサリ 4.8
総合 4.5

 

結果、Mi 10 Proは「買い」のスマホです!
冷却性能などの残念な点はありますが、それ以上にカメラ性能やスピーカー性能、60Wの超高速充電、純正アクセサリなどの充実が非常に魅力的です。

一度手にしたら離せなくなる、そんなスマホです。

Mi 10 Proの購入先

 

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